気づきの種が、思索の木となり、やがて知の森となる。
日々の中に、静かに芽吹く気づきを。
今回は、こちらのひと粒をお届けします。
「理屈のバトルから抜けだすにはあなたの気持ちや希望をはっきり伝えることです。全員が自分の気持ちを明かし、理性的なふりをするのをやめれば、交渉はずっと簡単になります。」
出典:フィリッパ・ペリー『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』(日経BP, p.280)
私たちはつい、自分の都合ではないふりをして、
もっともらしい理屈で話してしまうことがあります。
しかし、理屈はしばしばバトルに発展します。
理屈のバトルが生まれるのは、
本当の気持ちを、理屈の後ろに隠してしまうからなのかもしれません。
必要なのは、主語を「あなた」から「私」へと切り替えること。
たとえば、
- 「あなたの言い方はよくない」ではなく、
- 「私は、そう言われると悲しく感じる」
と伝えてみる。
この小さな変化が、相手を攻撃せずに自分の気持ちを届ける道となり、
コミュニケーションの断絶ではなく、対話へとつながります。
これは子どもとの関係に限らず、
パートナーとの関係にもそのまま当てはまるでしょう。
自分の気持ちを探り、言葉にする姿勢は、
子どもの手本にもなります。
そして、大切な人との良好な関係につながっていくはずです。
🌱今日のひと粒
理屈ではなく、「私」を主語にした気持ちを伝える。
その一歩が、対話の扉をそっと開く。

